Home for Life…飼い主が亡くなった時
超高齢化社会では、生きる年数が増えるため、それとともに、家族のつながりの大きな変化を経験する可能性が高くなります。たとえ結婚して子供がいたとしても、成長して家を出る場合がほとんどで、配偶者とだけの生活がそれ以後続きますし、離婚したり、配偶者が先に亡くなる場合もあります。
人は誰かに必要とされ、つながりを感じることで、心の安定と癒し、そして活力を得るものだと思いますが、それが家族というものに求められる基本的な役割でしょう。ペットがその重要な役割をしている場合も多く、高齢になればなるほど、ペットを飼いたいと思う人が増えるかもしれません。
ただ、動物は人間より寿命が短いといっても、高齢者がペットを飼う場合、どちらが先か・・・という、微妙な問題が出てくるので、飼うことを躊躇してしまう方が非常に多いと思います。飼い主が死んだ場合、運が良ければ誰かにひきとってもらえるかもしれませんが、路頭に迷うか、保健所で苦しんで死ぬかが大多数でしょう。
「ペットより先に死んではいけない」「最期を看取る義務がある」
でも、高齢者の方がペットを飼う場合、より深い愛情と時間を注ぐかもしれません。その場合、その子は忙しい働き盛りの家庭で飼われるより、より幸せだということもあるでしょう。
「自分がいなくなった後、世話をしてくれる施設があれば・・・」
そう思う方は多いと思われますが、今の日本では無理。これから先、民間で経営をはじめるところもぼちぼち増えるでしょうが、高額でしょうし、本当にちゃんと面倒みてくれるのかどうかも不安。金銭的なこともあるし、やはり不可能なのか?と暗くなってしまいそうです。でも、希望がないわけではなさそうです。外国で、それを実現させているところがあるようです。
イギリスの動物チャリティ、RSPCAでは、飼い主が亡くなった動物を保護し、新たな家を見つける Home for Life というサービスを提供しているそうです。サービス自体は無料で、ただ法的な文書を作成して、RSPCA に登録をするだけ。健康診断、ワクチン接種、去勢避妊手術、マイクロチップの挿入などの面倒もみてくれて、最終的に、新しい家を見つけることとなります。引き取り先に対しても、面接審査や家の訪問、引取り後のフォローアップなど、きちんと対応しているそうです。
これ、お金は・・・?と思ってしまいますが、ペットを可愛がっている人々にとっては、将来お世話になるかもしれない、という不安がありますから、寄付金や遺産を集めることは、大変ではあっても、さほど不可能というわけではないようです。ですので、コマーシャルなどを流して、確実に運営されている様子です。
ペットはあなたに心からの愛情と信頼をを与えてくれます。
そして飼い主に面倒をみてもらう必要があるのです。
でももし、あなたがこの世からいなくなってしまったら・・・。
RSPCAでは、Home for Lifeのフリーサービスを行っています。たとえあなたが亡くなったとしても、私たちがあなたのペットの世話をし、新しいあたたかい家庭を探す最大の努力をします。
ペットにあたたかい居場所を・・・
そして、あなたに心残しのない安らぎを・・
・・・と、間違えたり、意訳しまくりですが、だいたいこんな意味のCMです。
日本とは文化は違いますが、日本人とイギリス人は、同じ島国で歴史があり、そしてシャイな部分がある国民性で、似ている部分も多いといわれています。参考にできる部分、多いかもしれません。
参考:飼い主が亡くなった時、残された動物 犬を感じるブログメディア『dog actually(ドッグ・アクチュアリー)』
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
サイトのリンクについて

このサイトはリンクフリーです。
上のバナーらしきもの?も、会員カード画像も、ご自由にどうぞ。
紹介されたからと、リンクしなきゃと律儀に思う必要なしです。紹介させていただけた、読んでいただいた、それだけで感謝です。ありがとう。












この記事へのコメント
無題
私も高齢になってこそ猫や犬は心の安らぎ、健康をもたらしてくれるものとして、一緒に暮らすのは有効だと感じています。でも子供や友人に万が一の時はよろしくと確約できれば。
このようなサービスがあれば、安心して動物と余生を過ごせる。いいなあ。イギリス。
私が一ヶ月だけイギリスにホームステイしていたとき、「犬を飼うのは、ライセンスが要るのに、親になるにはライセンスは要らない」とジョーク交じりに言われてました。犬を飼うと補助金も出るので、それを生活費に当てているホームレスの人もいますよね。ああ、動物愛護国家にも、色いろ問題はあるようでして。
それにしてもこのコマーシャルはとても心癒されます。ありがとうございました。
イギリスって・・
イギリスって確か、犬のしつけにもすごく厳しくて、公共の場で迷惑かけるような行動は一切とらないように徹底してしつけるとか聞いたことあります。
それでも捨てるような人はいるでしょうけれど、こういうところがあるというのは、やはり、ペットに関しては進んでるなあ~って感じます。
・・・にしても、この猫、すっごい可愛いですよね!思わずいじりたくなりますね。
無題
最後まで面倒を見れるのか?
を考える必要がありますよね。
うちもお嬢を家族に迎えるときに
そのことを含め、家族で話し合いました。
Home for Lifeの活動はステキですね。
高齢者の方がペットを飼いたいと思った時に
保護施設などから、子犬じゃなく
成犬を家族に迎えると言うのも
私は良いんじゃないかと思っています。
上手く言葉に出来ないのですが
自分の人生にあったパートナーを選ぶのも
1つの考えですよね。
>とんさん
>保護施設などから、子犬じゃなく
>成犬を家族に迎えると言うのも
>私は良いんじゃないかと思っています。
それだ!それいい!・・・って、なぜ思いつかなかったんだろう。
そうですよね。高齢者の方が保護施設から、自分と同じく時間を重ねてきたパートナーを見つけるというのは、お互いにとって素晴らしいことかもしれませんね・・・。
ただ、犬の介護の問題が出てくるから、それをうまくサポートしてくれる制度などがあれば、絶対素晴らしい結果になるんじゃないかって思います。